膵臓病学の展望と検証

「はじめに」2014年7月11, 12日に第45回日本膵臓学会大会を北九州市小倉で開催させて頂いた. その折り, 会長講演として "膵臓病学の展望と検証" と題した講演を行った. 講演では略歴, 膵臓に関して報告した私の研究 : 膵嚢胞性腫瘍, 膵手術, 膵癌などを簡単に紹介し, それぞれに今後の展望を述べた. 今回, "膵臓" の紙面をお借りして, 講演内容・スライドに一部, 修正を加え, 掲載して頂くこととなった. 「略歴」私は昭和53年に九州大学医学部を卒業し, 九州大学第一外科 (中山文夫教授) に入局した. 第一外科, 麻酔科, 関連病院の外科...

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Published in膵臓 Vol. 30; no. 1; pp. 1 - 19
Main Author 山口, 幸二
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本膵臓学会 25.02.2015
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ISSN0913-0071
1881-2805
DOI10.2958/suizo.30.1

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Summary:「はじめに」2014年7月11, 12日に第45回日本膵臓学会大会を北九州市小倉で開催させて頂いた. その折り, 会長講演として "膵臓病学の展望と検証" と題した講演を行った. 講演では略歴, 膵臓に関して報告した私の研究 : 膵嚢胞性腫瘍, 膵手術, 膵癌などを簡単に紹介し, それぞれに今後の展望を述べた. 今回, "膵臓" の紙面をお借りして, 講演内容・スライドに一部, 修正を加え, 掲載して頂くこととなった. 「略歴」私は昭和53年に九州大学医学部を卒業し, 九州大学第一外科 (中山文夫教授) に入局した. 第一外科, 麻酔科, 関連病院の外科研修を終え, 第二病理 (遠城寺宗知教授) で臨床病理の研究を始めた. 十二指腸乳頭部癌105例をまとめ, 学位を取得した. その後, 関連病院で外科臨床に戻り, 九州大学第一外科で肝胆膵の外科臨床, さらに臨床病理の研究を開始した. その間, ピッツバーグ大学へ留学 (HGFなどの研究) を得て, 九州大学へ再び戻り, 臨床・腫瘍外科学の准教授を経て, 2008年4月より産業医科大学第一外科へ教授として赴任した.
ISSN:0913-0071
1881-2805
DOI:10.2958/suizo.30.1