未破裂脳動脈瘤に対するkeyhole clipping術中の内視鏡支援の有用性について

「はじめに」1990年代になり強力な光源を有する手術用顕微鏡の出現や神経内視鏡の再開発などを背景として, Mainz 大学の Axel Perneczky 教授らのグループは, 従来の開頭術に代わり keyhole surgery による新たな "minimally invasive microneurosurgery-keyhole concept" を提唱, 実践してきた. その1つとして supraorbital keyhole による脳動脈瘤や脳腫瘍の手術が挙げられる. keyhole 手術は, 脳深部病変に対する必要最小限の surgical corridor を...

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Published in脳卒中の外科 Vol. 43; no. 6; pp. 420 - 428
Main Authors 長田, 秀夫, 森, 健太郎, 和田, 孝次郎, 大谷, 直樹, 富山, 新太, 戸村, 哲, 上野, 英明
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本脳卒中の外科学会 2015
日本脳卒中の外科学会
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Summary:「はじめに」1990年代になり強力な光源を有する手術用顕微鏡の出現や神経内視鏡の再開発などを背景として, Mainz 大学の Axel Perneczky 教授らのグループは, 従来の開頭術に代わり keyhole surgery による新たな "minimally invasive microneurosurgery-keyhole concept" を提唱, 実践してきた. その1つとして supraorbital keyhole による脳動脈瘤や脳腫瘍の手術が挙げられる. keyhole 手術は, 脳深部病変に対する必要最小限の surgical corridor を提供する手術法で, 作成された surgical corridor が逆フラスコ型となるため深部病変に対して十分な working space が確保されるというものである.
ISSN:0914-5508
1880-4683
DOI:10.2335/scs.43.420