本邦における脳出血治療の現状─2014年度DPCデータを用いた解析

「はじめに」わが国の保険医療制度の根幹である diagnosis procedure combination (DPC)は, 医療者側では保険請求の tool, 自院の経営指標として, また保険行政を司る立場からは診療報酬決定や医療政策立案のデータベースとして利用されているが, 加えて疾病のビッグデータとして班研究などでも活用されている. 2003年に特定機能病院82病院6万6,497床を対象に始まったDPCに基づく診療報酬制度は, 2014年には1,585病院49万2,206床にまで対象が広がり, 全国一般病床数のおよそ55%を占めるにいたった....

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in脳卒中の外科 Vol. 46; no. 5; pp. 348 - 353
Main Authors 井上, 賢, 小池, 和成, 片山, 正輝, 菅, 貞郎
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本脳卒中の外科学会 2018
日本脳卒中の外科学会
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN0914-5508
1880-4683
DOI10.2335/scs.46.348

Cover

More Information
Summary:「はじめに」わが国の保険医療制度の根幹である diagnosis procedure combination (DPC)は, 医療者側では保険請求の tool, 自院の経営指標として, また保険行政を司る立場からは診療報酬決定や医療政策立案のデータベースとして利用されているが, 加えて疾病のビッグデータとして班研究などでも活用されている. 2003年に特定機能病院82病院6万6,497床を対象に始まったDPCに基づく診療報酬制度は, 2014年には1,585病院49万2,206床にまで対象が広がり, 全国一般病床数のおよそ55%を占めるにいたった.
ISSN:0914-5508
1880-4683
DOI:10.2335/scs.46.348