在宅障害高齢者の日常生活動作・日常生活関連動作に関する価値序列
在宅障害高齢者の「生活」に関する知識・認識を得るため,60歳以上の,脳血管障害による在宅障害者132名(平均年齢66.6歳 ± 7.3歳)を対象として,日常生活動作・日常生活関連動作の価値序列に関する調査を行った。結果については,先に実施した健常者に対する調査結果とも併せて検討した。 健常者と障害者では日常生活動作・日常生活関連動作に対する価値観に明らかな差異がみられた。特に,「屋内移動」が障害者では健常者に対して高く位置づけられており,対して「整容」が低く位置づけられていた。「仕事(家事)」に対する価値観は,健常者と障害者の間に大きな差はみられなかったが,障害群を患側手機能別に分類して比較し...
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Published in | 理学療法学 Vol. 20; no. 6; pp. 376 - 382 |
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Main Authors | , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本理学療法士学会
01.11.1993
日本理学療法士協会 Japanese Society of Physical Therapy |
Subjects | |
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ISSN | 0289-3770 2189-602X |
DOI | 10.15063/rigaku.kj00003128112 |
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Summary: | 在宅障害高齢者の「生活」に関する知識・認識を得るため,60歳以上の,脳血管障害による在宅障害者132名(平均年齢66.6歳 ± 7.3歳)を対象として,日常生活動作・日常生活関連動作の価値序列に関する調査を行った。結果については,先に実施した健常者に対する調査結果とも併せて検討した。 健常者と障害者では日常生活動作・日常生活関連動作に対する価値観に明らかな差異がみられた。特に,「屋内移動」が障害者では健常者に対して高く位置づけられており,対して「整容」が低く位置づけられていた。「仕事(家事)」に対する価値観は,健常者と障害者の間に大きな差はみられなかったが,障害群を患側手機能別に分類して比較した結果,機能の低いグループほど高い価値観が認められた。 |
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ISSN: | 0289-3770 2189-602X |
DOI: | 10.15063/rigaku.kj00003128112 |