頸髄損傷者の起き上がり動作について

頸髄損傷者(以下頸損者と略す)では, 残存機能はもとより限界があるために, それらを補う代償機能は運動の遂行に重要な役割を果している. この残存機能をより有効に機能させるためには, 主働作筋以外の筋を利用するような代償機能も重要である. 同時にその獲得を目指すプログラムと, 外的な環境面よりのアプローチも重要であると考えられる. 今回は, 頸損者の移動動作のうち, 最も基本的な動作と考えられる, 寝返りおよび起き上がり動作について検討した....

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Published in理学療法学 Vol. 14; no. 4; pp. 333 - 339
Main Authors 河添, 竜志郎, 南, 久雄, 長倉, 裕二, 山下, 隆昭, 池畠, 寿, 中川, 昭夫, 神沢, 信行, 細谷, 実, 北山, 一郎, 森本, 栄, 久保田, 健二, 奥, 英久, 小嶋, 功, 小田, 邦彦, 平山, 昌男
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本理学療法士学会 10.08.1987
日本理学療法士協会
Japanese Society of Physical Therapy
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ISSN0289-3770
2189-602X
DOI10.15063/rigaku.kj00001305752

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Summary:頸髄損傷者(以下頸損者と略す)では, 残存機能はもとより限界があるために, それらを補う代償機能は運動の遂行に重要な役割を果している. この残存機能をより有効に機能させるためには, 主働作筋以外の筋を利用するような代償機能も重要である. 同時にその獲得を目指すプログラムと, 外的な環境面よりのアプローチも重要であると考えられる. 今回は, 頸損者の移動動作のうち, 最も基本的な動作と考えられる, 寝返りおよび起き上がり動作について検討した.
ISSN:0289-3770
2189-602X
DOI:10.15063/rigaku.kj00001305752