人工心肺を使用した心臓血管手術におけるFibCare®を用いたフィブリノゲン濃度測定の精度評価

【目的】FibCare®(ATOM MEDICAL社)はフィブリノゲン濃度を約2分間で測定できる機器である。心臓血管手術での正確性を後方視的に検討した。【方法】人工心肺を使用した心臓血管手術63症例において,人工心肺離脱前に中央検査室とFibCare®でフィブリノゲン濃度を測定し比較した。【結果】Bland-Altman解析ではバイアスが15.2 mg/dL,95%一致限界は−21.5∼51.9 mg/dLであった。 Spearmanの順位相関係数は0.92と強い正の相関を示した。【結論】人工心肺を使用した心臓血管手術においてFibCare®はフィブリノゲン濃度を中央検査室と同等に測定できる。...

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Published inCardiovascular Anesthesia Vol. 25; no. 1; pp. 37 - 42
Main Authors 池田, 曉彦, 溝部, 圭輔, 角本, 眞一, 柳, 明男, 宮脇, 宏, 大野, 翔
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本心臓血管麻酔学会 01.08.2021
日本心臓血管麻酔学会
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ISSN1342-9132
1884-7439
DOI10.11478/jscva.2021-2-001

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Summary:【目的】FibCare®(ATOM MEDICAL社)はフィブリノゲン濃度を約2分間で測定できる機器である。心臓血管手術での正確性を後方視的に検討した。【方法】人工心肺を使用した心臓血管手術63症例において,人工心肺離脱前に中央検査室とFibCare®でフィブリノゲン濃度を測定し比較した。【結果】Bland-Altman解析ではバイアスが15.2 mg/dL,95%一致限界は−21.5∼51.9 mg/dLであった。 Spearmanの順位相関係数は0.92と強い正の相関を示した。【結論】人工心肺を使用した心臓血管手術においてFibCare®はフィブリノゲン濃度を中央検査室と同等に測定できる。
ISSN:1342-9132
1884-7439
DOI:10.11478/jscva.2021-2-001