半沢論文に対するEditorial Comment

本症例報告は老年期に診断された部分肺静脈還流異常症に対して手術治療を行った症例である. 部分肺静脈還流異常症は, 多くの場合静脈洞型の心房中隔欠損症を伴い, 左右短絡による右室容量負荷による右心不全, 肺血流増大に伴う肺高血圧などをきたす. 幼少期から青年期には無症状のことも多いが, 30歳代以降に右心不全徴候や心房細動などの不整脈から症状をきたすことがある. 部分肺静脈還流異常症には多くの術式が考案され, 施行されている....

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Published inShinzo Vol. 49; no. 10; p. 1055
Main Author 平田, 康隆
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益財団法人 日本心臓財団 15.10.2017
日本心臓財団・日本循環器学会
Japan Heart Foundation
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ISSN0586-4488
2186-3016
DOI10.11281/shinzo.49.1055

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Summary:本症例報告は老年期に診断された部分肺静脈還流異常症に対して手術治療を行った症例である. 部分肺静脈還流異常症は, 多くの場合静脈洞型の心房中隔欠損症を伴い, 左右短絡による右室容量負荷による右心不全, 肺血流増大に伴う肺高血圧などをきたす. 幼少期から青年期には無症状のことも多いが, 30歳代以降に右心不全徴候や心房細動などの不整脈から症状をきたすことがある. 部分肺静脈還流異常症には多くの術式が考案され, 施行されている.
ISSN:0586-4488
2186-3016
DOI:10.11281/shinzo.49.1055