心停止に至り救命のためIABP, PCPSを必要とした脚気衝心の1例
今回われわれは基礎疾患のない若年者がショック状態で搬送され, 入院直後に心肺停止となったため直ちに経皮的心肺補助 (percutaneous cardio pulmonary support ; PCPS) を導入したが, その後も治療抵抗性の乳酸アシドーシスが遷延したため脚気衝心を疑いビタミンB1を補充したところ劇的な改善を認め, 合併症を残すことなく救命しえた症例を経験したので報告する....
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Published in | 心臓 Vol. 47; no. 12; pp. 1445 - 1451 |
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Main Authors | , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益財団法人 日本心臓財団
2015
日本心臓財団・日本循環器学会 |
Subjects | |
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Summary: | 今回われわれは基礎疾患のない若年者がショック状態で搬送され, 入院直後に心肺停止となったため直ちに経皮的心肺補助 (percutaneous cardio pulmonary support ; PCPS) を導入したが, その後も治療抵抗性の乳酸アシドーシスが遷延したため脚気衝心を疑いビタミンB1を補充したところ劇的な改善を認め, 合併症を残すことなく救命しえた症例を経験したので報告する. |
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ISSN: | 0586-4488 2186-3016 |
DOI: | 10.11281/shinzo.47.1445 |