聴覚刺激が下腿三頭筋支配の脊髄興奮準位に及ぼす影響
聴覚刺激強度の変化が下肢骨格筋支配の脊髄興奮準位に及ぼす影響を明らかにするために,Hoffman波(以下,H波)を測定した。【方法】:健常成人男性6名(21歳)を対象とした。聴覚刺激は,周波数250Hzの音源を使用して10dBから80dBまで10dB間隔でランダムに刺激した。H波の測定は,右膝窩部から脛骨神経を電気刺激し,同側のヒラメ筋筋腹中央部から導出した。【結果】:H波変化率(%)は,70dBで125%,80dBで142%であった。多重比較検定の結果,10dBと80dB間に有意差が認められた(p<0.05)。...
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Published in | 東北理学療法学 Vol. 29; no. 29; pp. 46 - 49 |
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Main Authors | , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益社団法人 日本理学療法士協会 東北ブロック協議会
2017
日本理学療法士協会 東北ブロック協議会 Tohoku Section of Japanese Physical Therapy Association |
Subjects | |
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ISSN | 0915-2180 2189-5686 |
DOI | 10.15049/artsjpta.29.0_46 |
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Summary: | 聴覚刺激強度の変化が下肢骨格筋支配の脊髄興奮準位に及ぼす影響を明らかにするために,Hoffman波(以下,H波)を測定した。【方法】:健常成人男性6名(21歳)を対象とした。聴覚刺激は,周波数250Hzの音源を使用して10dBから80dBまで10dB間隔でランダムに刺激した。H波の測定は,右膝窩部から脛骨神経を電気刺激し,同側のヒラメ筋筋腹中央部から導出した。【結果】:H波変化率(%)は,70dBで125%,80dBで142%であった。多重比較検定の結果,10dBと80dB間に有意差が認められた(p<0.05)。 |
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ISSN: | 0915-2180 2189-5686 |
DOI: | 10.15049/artsjpta.29.0_46 |