医薬品情報と医薬品の安全使用
「1. はじめに」医薬品を安全に使用するためには, 医師, 薬剤師等の医療従事者は, 医薬品に関する情報を入手する必要がある. 独立行政法人医薬品医療機器総合機構(Pharmaceuticals and Medical Devices Agency; PMDA)が実施した「平成23年度医療機関における医薬品安全性情報の伝達・活用状況に関する調査結果」によると, 医薬品安全管理責任者が, 日常, 積極的に活用している医薬品安全性情報の入手源は, その第1位, 第2位が, 企業の医薬情報担当者(MR)(76.8%), 企業のダイレクトメール(DM)(49.6%)となっており, その多くは製薬企業か...
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Published in | YAKUGAKU ZASSHI Vol. 134; no. 3; pp. 351 - 353 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益社団法人 日本薬学会
01.03.2014
日本薬学会 |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0031-6903 1347-5231 |
DOI | 10.1248/yakushi.13-00235-1 |
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Summary: | 「1. はじめに」医薬品を安全に使用するためには, 医師, 薬剤師等の医療従事者は, 医薬品に関する情報を入手する必要がある. 独立行政法人医薬品医療機器総合機構(Pharmaceuticals and Medical Devices Agency; PMDA)が実施した「平成23年度医療機関における医薬品安全性情報の伝達・活用状況に関する調査結果」によると, 医薬品安全管理責任者が, 日常, 積極的に活用している医薬品安全性情報の入手源は, その第1位, 第2位が, 企業の医薬情報担当者(MR)(76.8%), 企業のダイレクトメール(DM)(49.6%)となっており, その多くは製薬企業からの情報となっている. しかしながら, 企業のMRやDMによらずとも, 既に, よく知られている添付文書以外に, 新薬の承認申請に際して製薬企業が提出した臨床試験の結果とその審査経過等を取りまとめた審査報告書や, 重篤な副作用についてその初期症状や治療法が記載された重篤副作用疾患別対応マニュアル等がPMDAのホームページで提供されている. |
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ISSN: | 0031-6903 1347-5231 |
DOI: | 10.1248/yakushi.13-00235-1 |