武田論文に対するEditorial Comment
経カテーテル大動脈弁植込み術(TAVI)の本邦における臨床試験が終了し, 保険償還されたのが2013年10月である. それから約6年半が経過した. 高リスクの臨床試験から開始されたが, 現在は中等度リスク, 低リスクを対象とした無作為化比較試験において外科的大動脈弁置換術と比較し, TAVIが有意に良好な成績であることが証明された. しかし, 世界初で行われた無作為化比較試験であるPARTNER Trialでは, TAVIは血管合併症がなく脳梗塞が発生しなければ, 成績良好な治療であるとコメントされている....
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Published in | 心臓 Vol. 52; no. 6; p. 620 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益財団法人 日本心臓財団
15.06.2020
日本心臓財団・日本循環器学会 |
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Summary: | 経カテーテル大動脈弁植込み術(TAVI)の本邦における臨床試験が終了し, 保険償還されたのが2013年10月である. それから約6年半が経過した. 高リスクの臨床試験から開始されたが, 現在は中等度リスク, 低リスクを対象とした無作為化比較試験において外科的大動脈弁置換術と比較し, TAVIが有意に良好な成績であることが証明された. しかし, 世界初で行われた無作為化比較試験であるPARTNER Trialでは, TAVIは血管合併症がなく脳梗塞が発生しなければ, 成績良好な治療であるとコメントされている. |
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ISSN: | 0586-4488 2186-3016 |
DOI: | 10.11281/shinzo.52.620 |