大井田論文に対するEditorial Comment
社会の高齢化に伴って, 高齢者の健康維持や健康年齢の上昇の必要性が強調されているが, 年齢に伴って有病率が増加し, 合併症としての脳塞栓の発症によって生命予後や身体活動性を大きく損なう可能性のある心房細動へのアプローチは臨床的な中心課題であろう. 心原性脳塞栓に対して, 抗血小板薬ではなく抗凝固療法が有用であることが明確に示されながら, その担い手であるワルファリンの使用が臨床的に限定されていた要因は, その特殊な薬剤プロファイルにあった....
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Published in | Shinzo Vol. 52; no. 4; p. 436 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益財団法人 日本心臓財団
15.04.2020
日本心臓財団・日本循環器学会 Japan Heart Foundation |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0586-4488 2186-3016 |
DOI | 10.11281/shinzo.52.436 |
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Summary: | 社会の高齢化に伴って, 高齢者の健康維持や健康年齢の上昇の必要性が強調されているが, 年齢に伴って有病率が増加し, 合併症としての脳塞栓の発症によって生命予後や身体活動性を大きく損なう可能性のある心房細動へのアプローチは臨床的な中心課題であろう. 心原性脳塞栓に対して, 抗血小板薬ではなく抗凝固療法が有用であることが明確に示されながら, その担い手であるワルファリンの使用が臨床的に限定されていた要因は, その特殊な薬剤プロファイルにあった. |
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ISSN: | 0586-4488 2186-3016 |
DOI: | 10.11281/shinzo.52.436 |