転倒・転落アセスメントツールに関する提言

「提言にあたって」高齢者の転倒は, 大腿骨骨折や頭部外傷等の重大な傷害を招き, 結果, 寝たきり・要介護状態をきたすことがある重要な学術的課題であるとともに, 解決すべき社会的課題でもあります. また, 転倒事故を原因として死亡に至るいわゆる「転倒死」の事例は, 今や年間9,000件を超え, 交通事故の2倍となり, 超高齢社会の一層の進展に伴い, 今後, さらに増加が見込まれています. こうした現状を背景に, 日本転倒予防学会(2014年発足)では「転倒予防」を目的に, 学術研究と社会貢献活動に日々取り組んでおります. 転倒予防の必要性は, 真に広く多彩です....

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Published in日本転倒予防学会誌 Vol. 7; no. 3; pp. 49 - 57
Main Author 武藤芳照
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本転倒予防学会 10.03.2021
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Summary:「提言にあたって」高齢者の転倒は, 大腿骨骨折や頭部外傷等の重大な傷害を招き, 結果, 寝たきり・要介護状態をきたすことがある重要な学術的課題であるとともに, 解決すべき社会的課題でもあります. また, 転倒事故を原因として死亡に至るいわゆる「転倒死」の事例は, 今や年間9,000件を超え, 交通事故の2倍となり, 超高齢社会の一層の進展に伴い, 今後, さらに増加が見込まれています. こうした現状を背景に, 日本転倒予防学会(2014年発足)では「転倒予防」を目的に, 学術研究と社会貢献活動に日々取り組んでおります. 転倒予防の必要性は, 真に広く多彩です.
ISSN:2188-5702
DOI:10.11335/tentouyobou.7.3_49