日本薬学図書館協議会の現状分析

[抄録] 日本薬学図書館協議会(以下, 薬図協)は, 1955年に設立され2005年に創立50周年を迎え, 次の50年に向けスタートした. 薬図協の中長期の将来像を検討する問題提起として, これまでの薬図協事業活動の実態を時系列に振り返りながら現状分析を行った. 本稿は, 2007年11月16日に開催された中堅職員研修会で発表した内容に, 修正・加筆したものである. 「1. はじめに」 日本薬学図書館協議会(以下, 薬図協)は, 1955年に設立され2005年に創立50周年を迎え, 次の50年に向けスタートした. 永井会長は創立50周年記念式典で, 今までは「情報は紙に蓄えられ, 図書館の主な...

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Published in薬学図書館 Vol. 53; no. 2; pp. 100 - 108
Main Author 母良, 田功
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本薬学図書館協議会 2008
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ISSN0386-2062
2186-070X
DOI10.11291/jpla1956.53.100

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Summary:[抄録] 日本薬学図書館協議会(以下, 薬図協)は, 1955年に設立され2005年に創立50周年を迎え, 次の50年に向けスタートした. 薬図協の中長期の将来像を検討する問題提起として, これまでの薬図協事業活動の実態を時系列に振り返りながら現状分析を行った. 本稿は, 2007年11月16日に開催された中堅職員研修会で発表した内容に, 修正・加筆したものである. 「1. はじめに」 日本薬学図書館協議会(以下, 薬図協)は, 1955年に設立され2005年に創立50周年を迎え, 次の50年に向けスタートした. 永井会長は創立50周年記念式典で, 今までは「情報は紙に蓄えられ, 図書館の主な役割は図書の管理」であったとし, 現在の電子ジャーナルの急速な普及, コンソーシアム形成, 日本医学図書館協会との連携強化, 薬学教育6年制の導入, 製薬産業の吸収合併が進んでいる状況などに触れ, これまでの50年とこれからの50年とは画期的な違いが生じたことを痛感し, 薬学図書館にとって, 重要な問題が一挙に押し寄せ激動の時代に突入したと述べている1).
ISSN:0386-2062
2186-070X
DOI:10.11291/jpla1956.53.100