薬物動態を基軸とした薬物誘発性肝毒性評価に関する研究

「1. はじめに」近年のテクノロジーの発達に呼応するように, 疾病に対する治療手段も低分子化合物, ペプチド (中分子) 薬, 抗体医薬を含む蛋白質医薬, 核酸医薬, 細胞医薬, 再生医療といったように多様化しており「モダリティ」というキーワードを耳にする機会が増えている. そのため「薬剤学」においても益々, 多様化が求められている. 筆者が所属している千葉大学大学院薬学研究院にも, 「薬剤学」に関連する研究室は「生物薬剤学 (伊藤晃成教授) 」, 「製剤工学 (森部久仁一教授) 」, 「薬物学 (秋田英万教授) 」, 「臨床薬理学 (樋坂章博教授) 」があり, 4研究室合同の発表会も定期的に...

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Published in薬剤学 Vol. 78; no. 5; pp. 224 - 227
Main Author 関根, 秀一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本薬剤学会 01.09.2018
日本薬剤学会
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Summary:「1. はじめに」近年のテクノロジーの発達に呼応するように, 疾病に対する治療手段も低分子化合物, ペプチド (中分子) 薬, 抗体医薬を含む蛋白質医薬, 核酸医薬, 細胞医薬, 再生医療といったように多様化しており「モダリティ」というキーワードを耳にする機会が増えている. そのため「薬剤学」においても益々, 多様化が求められている. 筆者が所属している千葉大学大学院薬学研究院にも, 「薬剤学」に関連する研究室は「生物薬剤学 (伊藤晃成教授) 」, 「製剤工学 (森部久仁一教授) 」, 「薬物学 (秋田英万教授) 」, 「臨床薬理学 (樋坂章博教授) 」があり, 4研究室合同の発表会も定期的に開催され交流も盛んであるが, 各研究分野が益々, 高度化・細分化されていることを肌で感じることができる. そんな薬剤学の領域に身を置く筆者の元に「薬剤学」が配信されるたびに, まず開くのは「若手研究者紹介」である.
ISSN:0372-7629
2188-3149
DOI:10.14843/jpstj.78.224