尿膜管遺残症に対する低侵襲手術の現状と課題

腹腔鏡下尿膜管切除術は症候性尿膜管遺残症に対する低侵襲手術として広く認められている. 従来のマルチポート法では側方アプローチが一般的であるが, 症例に応じたポート配置が肝要である. 臍部単孔式手術や, reduced port surgeryは整容性が良好で手技的にも比較的容易なことから, 特に若年者には考慮すべき術式と考えられる. 膀胱部分切除あるいは臍切除の要否と, 腹膜修復あるいは温存の意義については議論のあるところであり, 検討課題である....

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Published inJapanese Journal of Endourology Vol. 30; no. 2; pp. 116 - 118
Main Authors 安藤, 忠助, 三股, 浩光, 野村, 威雄, 秦, 聡孝, 寺地, 敏郎, 秋田, 泰之, 佐藤, 文憲, 山崎, 六志
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本泌尿器内視鏡学会 01.09.2017
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ISSN2186-1889
2187-4700
DOI10.11302/jsejje.30.116

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Summary:腹腔鏡下尿膜管切除術は症候性尿膜管遺残症に対する低侵襲手術として広く認められている. 従来のマルチポート法では側方アプローチが一般的であるが, 症例に応じたポート配置が肝要である. 臍部単孔式手術や, reduced port surgeryは整容性が良好で手技的にも比較的容易なことから, 特に若年者には考慮すべき術式と考えられる. 膀胱部分切除あるいは臍切除の要否と, 腹膜修復あるいは温存の意義については議論のあるところであり, 検討課題である.
ISSN:2186-1889
2187-4700
DOI:10.11302/jsejje.30.116