刺鍼術経穴の機能解剖学

刺鍼術経穴の解剖学的構造を見ると,体表筋膜(Fasciacorporissuperficialis;Fcs)を貫通する疎性結合組織に覆われ,神経・血管束によって形成されている。ここでは電気抵抗も低下する。筋膜が発達していない部位,たとえば顔,頭の一部,四肢末端では,経穴にこの種の神経・血管束を見出すことができる.これは,身体の両側の神経・血管束が互いに接続している督脈(Du Mai)および任脈(Ren Mai)の経路での特別な関係についても言える。...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in日本鍼灸良導絡医学会誌 Vol. 23; no. 2; pp. 15 - 20
Main Author ハルムート, ハイネ
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本良導絡自律神経学会 1995
日本良導絡神経学会
Online AccessGet full text
ISSN0286-1631
1884-9253
DOI10.17119/ryodoraku1971.23.2_15

Cover

More Information
Summary:刺鍼術経穴の解剖学的構造を見ると,体表筋膜(Fasciacorporissuperficialis;Fcs)を貫通する疎性結合組織に覆われ,神経・血管束によって形成されている。ここでは電気抵抗も低下する。筋膜が発達していない部位,たとえば顔,頭の一部,四肢末端では,経穴にこの種の神経・血管束を見出すことができる.これは,身体の両側の神経・血管束が互いに接続している督脈(Du Mai)および任脈(Ren Mai)の経路での特別な関係についても言える。
ISSN:0286-1631
1884-9253
DOI:10.17119/ryodoraku1971.23.2_15