超音波健診での脂肪肝例における脂肪肝および血液生化学検査値の経時的変化に関する検討

「要旨」:1996年度健診受診者2,396人中744人(31.1%)が超音波検査で脂肪肝と診断された. この744人全員が1999年度も脂肪肝と診断された. この中の12.0%の人でBMIが1.1以上減少しており, 脂肪肝と診断されたことで肥満を改善しようという努力が感じられた. ALT, 総コレステロール, 中性脂肪でも異常値が改善・正常化している受診者が多くみられた. 健康的行動変容の存在が示唆された....

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Published in健康医学 Vol. 16; no. 2; pp. 157 - 161
Main Authors 小野寺, 博義, 渋谷, 大助, 阿部, 寿恵, 松井, 昭義, 岩崎, 隆雄, 小野, 博美, 町田, 紀子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本人間ドック学会 2001
日本人間ドック学会
Subjects
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ISSN0914-0328
2186-5019
DOI10.11320/ningendock1986.16.157

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Summary:「要旨」:1996年度健診受診者2,396人中744人(31.1%)が超音波検査で脂肪肝と診断された. この744人全員が1999年度も脂肪肝と診断された. この中の12.0%の人でBMIが1.1以上減少しており, 脂肪肝と診断されたことで肥満を改善しようという努力が感じられた. ALT, 総コレステロール, 中性脂肪でも異常値が改善・正常化している受診者が多くみられた. 健康的行動変容の存在が示唆された.
ISSN:0914-0328
2186-5019
DOI:10.11320/ningendock1986.16.157