男性の喫煙率と年齢および職種との関連性について

禁煙指導の一助とするため,男性の喫煙率と年齢および職種との関連性を人間ドック受診者で調べた。受診者数の多い5職種を選び,その職種の2000年度の男性受診者全員を対象とした。男性の喫煙率は,若い年代で高く,年代が進むにつれて低下する傾向を示したが,年代だけでなく職場環境も喫煙率に影響している事が示唆された。生活習慣病予防のためには若い年代に対する禁煙指導の強化が望まれるが,職場環境を考慮したたばこ対策が必要と考えられた。...

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Published in健康医学 Vol. 17; no. 2; pp. 152 - 155
Main Authors 山下, 幸枝, 田辺, 光子, 宮崎, 博子, 清水, 文子, 坂下, 清一, 大濱, 正, 三浦, 賢佑, 大塚, 裕子, 星野, 立夫
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本人間ドック学会 2002
日本人間ドック学会
Subjects
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ISSN0914-0328
2186-5019
DOI10.11320/ningendock1986.17.152

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Summary:禁煙指導の一助とするため,男性の喫煙率と年齢および職種との関連性を人間ドック受診者で調べた。受診者数の多い5職種を選び,その職種の2000年度の男性受診者全員を対象とした。男性の喫煙率は,若い年代で高く,年代が進むにつれて低下する傾向を示したが,年代だけでなく職場環境も喫煙率に影響している事が示唆された。生活習慣病予防のためには若い年代に対する禁煙指導の強化が望まれるが,職場環境を考慮したたばこ対策が必要と考えられた。
ISSN:0914-0328
2186-5019
DOI:10.11320/ningendock1986.17.152