臓器移植を考える議員連盟からの決意表明

「はじめに」臓器移植法改正法案が施行され, 平成27年7月13日で5年目を迎えました. 期待された改正法案ではありましたが, 残念ながら平成22年から脳死下での提供と心停止下での提供症例の合計数は平成22年の113例をピークに毎年減少し続け, 平成26年度は77例まで減少してしまいました. ただ昨年(平成27年度)は議員と厚生労働省当局との連携もあり, 各種の政策を行った結果, 91例とわずかながら増加に転じています. この流れを保ちつつV字回復へと向けた取り組みを行うため, われわれは「臓器移植を考える議員連盟」を結成し取り組むこととしました. 今回改めてこれまでの経過を振り返り, 行政側か...

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Published in移植 Vol. 51; no. 1; pp. 001 - 006
Main Authors 冨岡, 勉, 三ツ林, 裕巳, 赤枝, 恒雄, 新谷, 正義, 羽生田, 俊, 大隈, 和英, 田村, 憲久, 河野, 太郎, 河村, 建夫
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本移植学会 2016
日本移植学会
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Summary:「はじめに」臓器移植法改正法案が施行され, 平成27年7月13日で5年目を迎えました. 期待された改正法案ではありましたが, 残念ながら平成22年から脳死下での提供と心停止下での提供症例の合計数は平成22年の113例をピークに毎年減少し続け, 平成26年度は77例まで減少してしまいました. ただ昨年(平成27年度)は議員と厚生労働省当局との連携もあり, 各種の政策を行った結果, 91例とわずかながら増加に転じています. この流れを保ちつつV字回復へと向けた取り組みを行うため, われわれは「臓器移植を考える議員連盟」を結成し取り組むこととしました. 今回改めてこれまでの経過を振り返り, 行政側から今後の対策について述べてみたいと思います.
ISSN:0578-7947
2188-0034
DOI:10.11386/jst.51.1_001