基礎看護学実習における看護・援助技術に関する認識の変化からみた実習目標の達成状況
本研究は,看護学科2年次の学生に実施の基礎看護学実習における実習達成状況を連想法により明らかにする.分析の結果,療養環境の理解,生活援助を計画し実施すること,対象との援助的人間関係を築くことに関しては,実習体験を通した多様な学びの記述があった.実習目標は達成されたと言える.学習に取り組む姿勢も知識や基本や根拠を重視し,「応用する」,「振り返る」など体験を通して学びの姿勢を示した.しかし,療養環境の整備や援助計画の立案の方法に関すること,プライバシーの尊重は記述されていなかった.今後は,レポートの分析などから学びの具体的内容を加味して検討することが必要である....
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Published in | JOURNAL OF UOEH Vol. 34; no. 2; pp. 207 - 216 |
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Main Authors | , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
学校法人 産業医科大学
01.06.2012
産業医科大学 |
Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0387-821X 2187-2864 |
DOI | 10.7888/juoeh.34.207 |
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Summary: | 本研究は,看護学科2年次の学生に実施の基礎看護学実習における実習達成状況を連想法により明らかにする.分析の結果,療養環境の理解,生活援助を計画し実施すること,対象との援助的人間関係を築くことに関しては,実習体験を通した多様な学びの記述があった.実習目標は達成されたと言える.学習に取り組む姿勢も知識や基本や根拠を重視し,「応用する」,「振り返る」など体験を通して学びの姿勢を示した.しかし,療養環境の整備や援助計画の立案の方法に関すること,プライバシーの尊重は記述されていなかった.今後は,レポートの分析などから学びの具体的内容を加味して検討することが必要である. |
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ISSN: | 0387-821X 2187-2864 |
DOI: | 10.7888/juoeh.34.207 |