股関節外・内旋可動域が床からの立ち上がり方法および体幹筋活動に与える影響

〔目的〕股関節外・内旋可動域が床からの立ち上がり時の動作パターンに与える影響および体幹筋活動量に与える影響を明らかにする.〔対象〕男女同数の健常成人38名〔方法〕股関節外・内旋可動域の大きさから股関節外旋群と内旋群の2群に分けた上で,性差ならびに股関節外・内旋に着目して分類された動作パターンの人数を比較した.また,股関節外旋パターンと内旋パターンで立ち上がり可能であった男性9名において,腹直筋と多裂筋の筋活動量を比較した.〔結果〕股関節外旋群は両股関節外旋パターンで立ち上がる人数が多く,男性が多かった.また,股関節外旋パターンでの立ち上がりにおける多裂筋活動量は有意に小さかった.〔結語〕股関節...

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Published in理学療法科学 Vol. 26; no. 4; pp. 479 - 482
Main Authors 菊池, 礼乃, 西, 美咲, 神谷, 晃央
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 理学療法科学学会 2011
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ISSN1341-1667
2434-2807
DOI10.1589/rika.26.479

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Summary:〔目的〕股関節外・内旋可動域が床からの立ち上がり時の動作パターンに与える影響および体幹筋活動量に与える影響を明らかにする.〔対象〕男女同数の健常成人38名〔方法〕股関節外・内旋可動域の大きさから股関節外旋群と内旋群の2群に分けた上で,性差ならびに股関節外・内旋に着目して分類された動作パターンの人数を比較した.また,股関節外旋パターンと内旋パターンで立ち上がり可能であった男性9名において,腹直筋と多裂筋の筋活動量を比較した.〔結果〕股関節外旋群は両股関節外旋パターンで立ち上がる人数が多く,男性が多かった.また,股関節外旋パターンでの立ち上がりにおける多裂筋活動量は有意に小さかった.〔結語〕股関節外・内旋可動域の大きさに動作パターンは影響し,男性において股関節外旋位での立ち上がりが背部筋の活動量減少に繋がる.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.26.479