連携強化を目指した高齢者に優しい退院支援パスの改定

「はじめに」当院は人口約50万人の大阪府東大阪市東部にある病床数230床, そのうち開放型病床46床を有する, 中河内医療圏に属した急性期病院である. 平均在院日数11.8日, 病床稼働率82.0%, 救急からの入院率41.8%, 施設基準の在宅復帰率は88.3%である. 宇都宮は急性期医療そのものを "生命維持" という目標から, "その人らしい生活ができる自宅にいかに帰れるようにするか" という視点に切りかえる医療者の意識改革が「退院支援」であるといっている. 当院では2010年に退院調整看護師を配置, 入院時に病棟看護師が退院支援の必要性をスクリー...

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Published in日本クリニカルパス学会誌 Vol. 19; no. 2; pp. 132 - 135
Main Authors 山中, 英治, 西川, 敏江, 久保, 瑠美, 大西, 美幸
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本クリニカルパス学会 20.06.2017
日本クリニカルパス学会
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ISSN2187-6592
2436-1046
DOI10.50842/jjscp.19.2_132

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Summary:「はじめに」当院は人口約50万人の大阪府東大阪市東部にある病床数230床, そのうち開放型病床46床を有する, 中河内医療圏に属した急性期病院である. 平均在院日数11.8日, 病床稼働率82.0%, 救急からの入院率41.8%, 施設基準の在宅復帰率は88.3%である. 宇都宮は急性期医療そのものを "生命維持" という目標から, "その人らしい生活ができる自宅にいかに帰れるようにするか" という視点に切りかえる医療者の意識改革が「退院支援」であるといっている. 当院では2010年に退院調整看護師を配置, 入院時に病棟看護師が退院支援の必要性をスクリーニングし, 早期からの介入を開始した. 2012年から入院患者の在宅復帰を視野に「患者さん・ご家族の希望を重視しながら医療チームで入院時から退院を支援していく」ことを目的にスクリーニングをベースにした退院支援パス (以下, 支援パス) を作成した.
ISSN:2187-6592
2436-1046
DOI:10.50842/jjscp.19.2_132