東西共生医学のめざすべきもの

日本における西洋医学の進歩はめざましく一気に世界における最長寿国となりその成果は絶大なものがある. しかしながら, 今日のように多様複雑化した医療の現場では必ずしもその進歩の成果は国民の期待する内容に充分反映されていないばかりか, 患者を人間として取り扱わない医療不信も増大する現況である1). 医療の現場では西洋医学的治療に抗して症状の遷延化する慢性難治性疾患に苦しむ患者に接する機会も次第に増加する傾向も見られ, そこで新しく医療の本質をみつめ直す衝動に駆られる今日である....

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Bibliographic Details
Published in日本鍼灸良導絡医学会誌 Vol. 23; no. 2; pp. 1 - 4
Main Author 無敵, 剛介
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本良導絡自律神経学会 1995
日本良導絡神経学会
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ISSN0286-1631
1884-9253
DOI10.17119/ryodoraku1971.23.2_1

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Summary:日本における西洋医学の進歩はめざましく一気に世界における最長寿国となりその成果は絶大なものがある. しかしながら, 今日のように多様複雑化した医療の現場では必ずしもその進歩の成果は国民の期待する内容に充分反映されていないばかりか, 患者を人間として取り扱わない医療不信も増大する現況である1). 医療の現場では西洋医学的治療に抗して症状の遷延化する慢性難治性疾患に苦しむ患者に接する機会も次第に増加する傾向も見られ, そこで新しく医療の本質をみつめ直す衝動に駆られる今日である.
ISSN:0286-1631
1884-9253
DOI:10.17119/ryodoraku1971.23.2_1