1年次成績下位層を対象とした国家試験予測試験合否における年次試験の差異と理学療法士国家試験予測試験への影響試験の検討

• Published in: 理学療法科学 Vol. 35; no. 2; pp. 147 - 151
• Main Authors: 河瀬, 直也, 笠木, 理江, 北村, 匡大, 村山, 真理, 磯邊, 恵理子, 長浜, 裕基, 二階堂, 晴江, 中﨑, 満, 藤本, 一美
• Format: Journal Article
• Language: Japanese
• Published: 理学療法科学学会 2020
• Subjects: 国家試験; 成績下位; 理学療法
• ISSN: 1341-1667; 2434-2807
• DOI: 10.1589/rika.35.147

〔目的〕成績下位層の国家試験（国試）予測試験合否における年次試験の差異と影響試験を検討した．〔対象と方法〕理学・作業療法士養成校（275名，98名）のうち1年次成績下位層を対象とし，入学時と1・2年次末試験，3年次模擬試験（模試）1・2回目，国試予測試験，国試を調査した．国試予測試験合否2群に分類し，対応のないt検定，χ2検定，ロジステック解析，ROC曲線にて解析した．〔結果〕理学・作業療法学科（142名，33名）の合否2群間比較は，両学科入学時，1年次末と，作業療法学科の2年次末専門基礎分野（基礎）を除きすべて有意な差を示した．理学療法学士国試予測試験の影響試験は，3年次模試2回目基礎が抽出された．〔結語〕1年次末成績下位層において，2年次以降の学習支援の必要性が示唆された．