平成26年度災害対策ワーキンググループ報告

「1. 災害対策ワーキンググループについて」日本ストーマ排泄・リハビリテーション学会は1984年日本ストーマリハビリテーション研究会として創設された. 以来現在までの30有余年間に北海道南西沖地震, 阪神淡路大震災, 中越地震, そして東日本大震災などいくつかの大震災を経験した. これらの震災では, その都度ストーマ保有者は様々の深刻な問題に直面し, 次なる大震災に備えるべき多様な課題が浮き彫りにされたが, 学会としての本格的, 体系的な災害対策はたてられてこなかった. しかし東日本大震災は, ストーマ保有者にとってもそれ以前に経験した震災とは比較にならない規模の被害を及ぼし, これを教訓とし...

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Published in日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会誌 Vol. 31; no. 2; pp. 10 - 22
Main Authors 大村, 裕子, 籾山, こずえ, 青木, 和恵, 熊谷, 英子, 柴崎, 真澄, 前田, 耕太郎, 舟山, 裕士
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会 2015
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ISSN1882-0115
2434-3056
DOI10.32158/jsscr.31.2_10

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Summary:「1. 災害対策ワーキンググループについて」日本ストーマ排泄・リハビリテーション学会は1984年日本ストーマリハビリテーション研究会として創設された. 以来現在までの30有余年間に北海道南西沖地震, 阪神淡路大震災, 中越地震, そして東日本大震災などいくつかの大震災を経験した. これらの震災では, その都度ストーマ保有者は様々の深刻な問題に直面し, 次なる大震災に備えるべき多様な課題が浮き彫りにされたが, 学会としての本格的, 体系的な災害対策はたてられてこなかった. しかし東日本大震災は, ストーマ保有者にとってもそれ以前に経験した震災とは比較にならない規模の被害を及ぼし, これを教訓として今後予想される大災害に対する備えを日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会として立てることは学会にとって喫緊の課題であることが認識された.
ISSN:1882-0115
2434-3056
DOI:10.32158/jsscr.31.2_10