一日12時間の関節固定がラット足関節拘縮発生に与える影響

〔目的〕一日当たり12時間の関節固定がラット足関節拘縮発生に与える影響を検討することである.〔対象・方法〕8週齢のWistar系雌ラット14匹を,各7匹の2つに分けた.7匹は,左後肢の処置を施さない「正常肢群」とし,また右後肢を実験初日から最終日まで足関節最大底屈位で固定する「24時間固定肢群」とした.残り7匹は,右後肢を実験初日から最終日まで一日当たり12時間の足関節固定を行う「12時間固定肢群」とした.実験期間は1週間である.〔結果〕一日当たり12時間の関節固定は関節拘縮を発生させた.〔結語〕今後は,一日当たり12時間よりも短い関節固定で関節拘縮が発生するか調べる必要がある....

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Published in理学療法科学 Vol. 26; no. 2; pp. 283 - 286
Main Authors 大塚, 彰, 石倉, 英樹, 小野, 武也, 梅井, 凡子, 吉永, 龍史, 沖, 貞明, 大田尾, 浩
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 理学療法科学学会 2011
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ISSN1341-1667
2434-2807
DOI10.1589/rika.26.283

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Summary:〔目的〕一日当たり12時間の関節固定がラット足関節拘縮発生に与える影響を検討することである.〔対象・方法〕8週齢のWistar系雌ラット14匹を,各7匹の2つに分けた.7匹は,左後肢の処置を施さない「正常肢群」とし,また右後肢を実験初日から最終日まで足関節最大底屈位で固定する「24時間固定肢群」とした.残り7匹は,右後肢を実験初日から最終日まで一日当たり12時間の足関節固定を行う「12時間固定肢群」とした.実験期間は1週間である.〔結果〕一日当たり12時間の関節固定は関節拘縮を発生させた.〔結語〕今後は,一日当たり12時間よりも短い関節固定で関節拘縮が発生するか調べる必要がある.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.26.283