系統的レビューによる医療分野におけるクリニカルクラークシップの検討

〔目的〕クリニカルクラークシップ(CCS)は推奨されている医学教育手法である.理学療法教育でも取り入れられているが,その方法が統一されているかは不明である.本研究は,先行研究で行われているCCSの内容を把握することとした.〔対象と方法〕研究デザインは系統的レビューとし,PRISMA声明に準じ実施した.データベースから,学生を対象としたCCSに関する論文を検索し,CCSの内容や方法の記述を抽出した後,内容分析を行った.〔結果〕検索の結果,538件の論文が抽出され,対象論文は8件であった.CCSの内容は,「実習生の診療への参加」に関する記述が多く含まれた.〔結語〕CCSにおいて,「実習生の診療への...

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Published in理学療法科学 Vol. 31; no. 5; pp. 683 - 688
Main Authors 杉田, 翔, 藤本, 修平, 今, 法子, 小向, 佳奈子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 理学療法科学学会 2016
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ISSN1341-1667
2434-2807
DOI10.1589/rika.31.683

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Summary:〔目的〕クリニカルクラークシップ(CCS)は推奨されている医学教育手法である.理学療法教育でも取り入れられているが,その方法が統一されているかは不明である.本研究は,先行研究で行われているCCSの内容を把握することとした.〔対象と方法〕研究デザインは系統的レビューとし,PRISMA声明に準じ実施した.データベースから,学生を対象としたCCSに関する論文を検索し,CCSの内容や方法の記述を抽出した後,内容分析を行った.〔結果〕検索の結果,538件の論文が抽出され,対象論文は8件であった.CCSの内容は,「実習生の診療への参加」に関する記述が多く含まれた.〔結語〕CCSにおいて,「実習生の診療への参加」を重要視する必要性が示唆された.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.31.683