訪問リハビリテーション利用者における足趾把持力と片脚立位時間との関係について

〔目的〕訪問リハビリテーション利用者における,足趾把持力のバランス能力に対する重要性を検討するためにこれらの間の関係を調べることとした.〔対象〕立位姿勢を30秒以上とれる訪問リハビリテーションのサービスを利用している者33名とした.〔方法〕足趾把持力と開眼での片脚立位時間を左右ともに3回測定しその中での最大値を採用した.足趾把持力と片脚立位時間との関係をSpearmanの順位相関係数により解析した.〔結果〕足趾把持力と片脚立位時間との相関係数はr=0.776と正の高い値を示した.〔結語〕今回明確化された足趾把持力と片脚立位時間との高い相関は,足趾把持力のバランス能力における重要性を示す....

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Published in理学療法科学 Vol. 31; no. 2; pp. 315 - 319
Main Authors 鎌井, 大輔, 渡邉, 進, 山本, 亜希江, 槌谷, 祐二, 仕田中, 美穂, 尾嶋, 紗季, 小島, 一範
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 理学療法科学学会 2016
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ISSN1341-1667
2434-2807
DOI10.1589/rika.31.315

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Summary:〔目的〕訪問リハビリテーション利用者における,足趾把持力のバランス能力に対する重要性を検討するためにこれらの間の関係を調べることとした.〔対象〕立位姿勢を30秒以上とれる訪問リハビリテーションのサービスを利用している者33名とした.〔方法〕足趾把持力と開眼での片脚立位時間を左右ともに3回測定しその中での最大値を採用した.足趾把持力と片脚立位時間との関係をSpearmanの順位相関係数により解析した.〔結果〕足趾把持力と片脚立位時間との相関係数はr=0.776と正の高い値を示した.〔結語〕今回明確化された足趾把持力と片脚立位時間との高い相関は,足趾把持力のバランス能力における重要性を示す.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.31.315