非荷重期間の相違が廃用性筋萎縮後のラットヒラメ筋の回復過程に与える影響
〔目的〕非荷重期間の相違が再荷重後の筋肥大に与える影響を検討すること.〔対象〕Wistar系雄ラット28匹の右側ヒラメ筋.〔方法〕7日間の後肢懸垂(H7),懸垂後に再荷重1日(W1),3日(W3),7日(W7)を加えた4群を設定し,同条件の先行研究のコントロール群(C),後肢懸垂14日間の実験群(H14,R1,R3,R7)と,比較・検討した.〔結果〕H7群はC群と有意差がなかったが,H14群では,筋核は有意に減少し,壊死線維は有意に増加した.筋線維横断面積は,非荷重群と比較し,W1群で9%,R1群で5%有意に増加した.〔結語〕非荷重期間が短いほど,再荷重初期の筋線維横断面積増加率が大きかった....
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Published in | 理学療法科学 Vol. 28; no. 3; pp. 365 - 370 |
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Main Authors | , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
理学療法科学学会
2013
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 1341-1667 2434-2807 |
DOI | 10.1589/rika.28.365 |
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Summary: | 〔目的〕非荷重期間の相違が再荷重後の筋肥大に与える影響を検討すること.〔対象〕Wistar系雄ラット28匹の右側ヒラメ筋.〔方法〕7日間の後肢懸垂(H7),懸垂後に再荷重1日(W1),3日(W3),7日(W7)を加えた4群を設定し,同条件の先行研究のコントロール群(C),後肢懸垂14日間の実験群(H14,R1,R3,R7)と,比較・検討した.〔結果〕H7群はC群と有意差がなかったが,H14群では,筋核は有意に減少し,壊死線維は有意に増加した.筋線維横断面積は,非荷重群と比較し,W1群で9%,R1群で5%有意に増加した.〔結語〕非荷重期間が短いほど,再荷重初期の筋線維横断面積増加率が大きかった. |
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ISSN: | 1341-1667 2434-2807 |
DOI: | 10.1589/rika.28.365 |