男性間質性肺炎患者におけるCS-30と運動能力との関係

〔目的〕男性間質性肺炎(IP)患者においてCS-30が運動耐容能をはじめとする運動能力を反映する有用な評価法となるかについて検討した.〔対象〕対象はIP患者20名であった.〔方法〕主要評価項目をCS-30とし,副次評価項目を呼吸機能,筋力,運動耐容能,ADL,健康関連QOLとした.解析はCS-30とそれらの評価項目との関係をPearsonの相関分析で検討した.〔結果〕CS-30は男性IP患者において上下肢筋力,5 m最速歩行速度,TUG,6分間歩行テストと有意な相関が認められた.〔結語〕CS-30は,IP患者において運動耐容能をはじめとする運動能力を反映する有用で簡便な評価法であることが示唆さ...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in理学療法科学 Vol. 28; no. 6; pp. 757 - 760
Main Authors 阿波, 邦彦, 堀江, 淳, 上田, 真智子, 白仁田, 秀一, 田中, 将英, 林, 真一郎
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 理学療法科学学会 2013
Subjects
Online AccessGet full text

Cover

Loading…
More Information
Summary:〔目的〕男性間質性肺炎(IP)患者においてCS-30が運動耐容能をはじめとする運動能力を反映する有用な評価法となるかについて検討した.〔対象〕対象はIP患者20名であった.〔方法〕主要評価項目をCS-30とし,副次評価項目を呼吸機能,筋力,運動耐容能,ADL,健康関連QOLとした.解析はCS-30とそれらの評価項目との関係をPearsonの相関分析で検討した.〔結果〕CS-30は男性IP患者において上下肢筋力,5 m最速歩行速度,TUG,6分間歩行テストと有意な相関が認められた.〔結語〕CS-30は,IP患者において運動耐容能をはじめとする運動能力を反映する有用で簡便な評価法であることが示唆された.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.28.757