COVID-19中等症および重症患者受け入れに際しての当センターにおける専用集中治療病棟開設時の工夫

当センターは第二種感染症指定医療機関として,名古屋市の感染症診療の中核を担ってきた。今回の新型コロナウイルス感染症パンデミックにおいても,感染拡大当初より積極的に感染者の受け入れを行ってきた。しかし,当センターのICUの陰圧個室はもともと1床であり,中等症および重症患者の増加に対応するには体制整備が必要となった。ここでは,当センターが行った,①設備改築,②人的資源の確保,③スタッフの感染対策の徹底,を柱とした体制整備について報告し,今後の課題を検討した。...

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Published in日本臨床救急医学会雑誌 Vol. 25; no. 4; pp. 756 - 759
Main Authors 大塚, 醇, 下谷, 彩, 山村, 薫平, 佐野, 文昭, 森川, 彰大, 松山, 周平, 笠原, 央達, 森島, 徹朗
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本臨床救急医学会 31.08.2022
日本臨床救急医学会
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ISSN1345-0581
2187-9001
DOI10.11240/jsem.25.756

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Summary:当センターは第二種感染症指定医療機関として,名古屋市の感染症診療の中核を担ってきた。今回の新型コロナウイルス感染症パンデミックにおいても,感染拡大当初より積極的に感染者の受け入れを行ってきた。しかし,当センターのICUの陰圧個室はもともと1床であり,中等症および重症患者の増加に対応するには体制整備が必要となった。ここでは,当センターが行った,①設備改築,②人的資源の確保,③スタッフの感染対策の徹底,を柱とした体制整備について報告し,今後の課題を検討した。
ISSN:1345-0581
2187-9001
DOI:10.11240/jsem.25.756