野外研究に関する倫理的課題と今後の展望

日本野生動物医学会で扱う対象種は,脊椎動物全般と多岐にわたり,それぞれの種で生命倫理の考えは異なっており,すべての種で統一した倫理規定を策定することは難しい状況にある。日本野生動物医学会では,「野生動物医学研究における動物福祉に関する指針」を2010年度施行している。しかし,近年の国際動向と合わない内容も含まれており,野外研究におけるガイドラインの改訂は急務である。...

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Bibliographic Details
Published in日本野生動物医学会誌 Vol. 25; no. 2; pp. 61 - 66
Main Author 森光, 由樹
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本野生動物医学会 23.06.2020
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ISSN1342-6133
2185-744X
DOI10.5686/jjzwm.25.61

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Summary:日本野生動物医学会で扱う対象種は,脊椎動物全般と多岐にわたり,それぞれの種で生命倫理の考えは異なっており,すべての種で統一した倫理規定を策定することは難しい状況にある。日本野生動物医学会では,「野生動物医学研究における動物福祉に関する指針」を2010年度施行している。しかし,近年の国際動向と合わない内容も含まれており,野外研究におけるガイドラインの改訂は急務である。
ISSN:1342-6133
2185-744X
DOI:10.5686/jjzwm.25.61