種々の薬剤によるノルエピネフリントランスポーター機能に及ぼす影響

ノルエピネフリントランスポーターは,ノルアドレナリン作動性神経終末に選択的に発現し,ノルエピネフリンの作用を空間的および時間的に制御する.ノルエピネフリントランスポーターは細胞外環境へ放出されたノルエピネフリンの再取り込みを介して神経伝達の終結を調節する.本稿では,ノルエピネフリントランスポーター機能に対するfasudil, nicotine, pentazocine, ketamine, genisteinなどの薬剤の影響について,最近得られた知見を紹介する....

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Published inJOURNAL OF UOEH Vol. 37; no. 1; pp. 33 - 42
Main Authors 佐藤, 教昭, 高橋, 圭太, 豊平, 由美子, 柳原, 延章
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 学校法人 産業医科大学 01.03.2015
産業医科大学
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ISSN0387-821X
2187-2864
DOI10.7888/juoeh.37.33

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Summary:ノルエピネフリントランスポーターは,ノルアドレナリン作動性神経終末に選択的に発現し,ノルエピネフリンの作用を空間的および時間的に制御する.ノルエピネフリントランスポーターは細胞外環境へ放出されたノルエピネフリンの再取り込みを介して神経伝達の終結を調節する.本稿では,ノルエピネフリントランスポーター機能に対するfasudil, nicotine, pentazocine, ketamine, genisteinなどの薬剤の影響について,最近得られた知見を紹介する.
ISSN:0387-821X
2187-2864
DOI:10.7888/juoeh.37.33