マウスの歯科矯正学的牽引側歯根膜におけるBMPの免疫組織化学的観察

歯科矯正学的メカニカルストレス付加後に,牽引側において発現するBMPの発現状況について追究した。実験にはddYマウスを用い,Waldo法によって行った。免疫組織化学的にBMP-2-4は,対照群ではいずれも極めて弱い発現であったのに対し,実験群においては20分と極めて初期に強い発現がみられた。これは初期のメカニカルストレスがBMPsの発現増強によってRunx2の発現を促し,骨芽細胞への分化を誘導する事を示すものであろう。...

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Published inJournal of Hard Tissue Biology Vol. 18; no. 4; pp. 181 - 184
Main Authors 村岡, 理奈, 岡藤, 範正, 松田, 浩和, 中野, 敬介, 川上, 敏行, 共田, 真紀, 山田, 一尋
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 硬組織再生生物学会 2009
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ISSN1341-7649
1880-828X
DOI10.2485/jhtb.18.181

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Summary:歯科矯正学的メカニカルストレス付加後に,牽引側において発現するBMPの発現状況について追究した。実験にはddYマウスを用い,Waldo法によって行った。免疫組織化学的にBMP-2-4は,対照群ではいずれも極めて弱い発現であったのに対し,実験群においては20分と極めて初期に強い発現がみられた。これは初期のメカニカルストレスがBMPsの発現増強によってRunx2の発現を促し,骨芽細胞への分化を誘導する事を示すものであろう。
ISSN:1341-7649
1880-828X
DOI:10.2485/jhtb.18.181