ミントガムによる乗り物酔い軽減効果

ミントガムの香りおよび咀嚼行動が乗り物酔いにおいて軽減作用を及ぼすかを評価するため,健康な47名の成人の被験者について,ミントガム咀嚼または無咀嚼の状態で,マイクロバス乗車中の20分間の主観的な気持ち悪さ評価値の比較を行った.その結果,ミントガム咀嚼条件にて有意に主観的気持ち悪さが軽減したことが分かった.また,SSQ(Simulator Sickness Questionnaire)の結果から,眼連動性,ふらつき感,および総合の各スコアにおいて,ミントガム咀嚼条件における有意な軽減が確認された....

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Published in人間工学 Vol. 59; no. 5; pp. 193 - 200
Main Authors 川村, 淳, 奥山, 知子, 小川, 将樹, 稲葉, 翔吾
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本人間工学会 15.10.2023
日本人間工学会
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ISSN0549-4974
1884-2844
DOI10.5100/jje.59.193

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Summary:ミントガムの香りおよび咀嚼行動が乗り物酔いにおいて軽減作用を及ぼすかを評価するため,健康な47名の成人の被験者について,ミントガム咀嚼または無咀嚼の状態で,マイクロバス乗車中の20分間の主観的な気持ち悪さ評価値の比較を行った.その結果,ミントガム咀嚼条件にて有意に主観的気持ち悪さが軽減したことが分かった.また,SSQ(Simulator Sickness Questionnaire)の結果から,眼連動性,ふらつき感,および総合の各スコアにおいて,ミントガム咀嚼条件における有意な軽減が確認された.
ISSN:0549-4974
1884-2844
DOI:10.5100/jje.59.193