ノート型パソコンの画面表示角度が生体に及ぼす影響

今回,15名の健常者を対象としてノート型パソコンの画面角度が生体に及ぼす影響について調査した。姿勢,筋活動について画面角度の変化との関連について検討し以下の結果を得た。1)画面角度の変化により座面高,視線距離の短縮,頸部角度の増加などの姿勢変化が見られた。2)画面角度80度では,60度,70度と比較して頚部の筋活動が有意に高くなった。3)適切なVDTの作業環境を設定することにより,作業者の身体への負担を軽減することが可能であるということが示唆された。...

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Published in理学療法科学 Vol. 16; no. 4; pp. 209 - 213
Main Authors 藤村, 昌彦, 奈良, 勲, 河村, 光俊, 藤澤, 祐基
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 理学療法科学学会 2001
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ISSN1341-1667
2434-2807
DOI10.1589/rika.16.209

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Summary:今回,15名の健常者を対象としてノート型パソコンの画面角度が生体に及ぼす影響について調査した。姿勢,筋活動について画面角度の変化との関連について検討し以下の結果を得た。1)画面角度の変化により座面高,視線距離の短縮,頸部角度の増加などの姿勢変化が見られた。2)画面角度80度では,60度,70度と比較して頚部の筋活動が有意に高くなった。3)適切なVDTの作業環境を設定することにより,作業者の身体への負担を軽減することが可能であるということが示唆された。
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.16.209