PBLテュートリアルの自己学習達成レベルとグループ学習達成レベルとの比較

〔目的〕本研究はPT学生にProblem-Based-Learning(PBL)テュートリアルを実施し,自己学習達成レベルとグループ学習達成レベルの比較検討をした。〔対象と方法〕2007年の1~3学年の学生120名に対してPBLテュートリアル施行直後,15項目からなるアンケート表にて自己学習達成レベルとグループ学習達成レベルについて調査した。〔結果〕全学年で自己学習達成レベルとグループ学習達成レベルに程度の差はあるが,同一項目が類似した結果となった。特に問題の発想と学習項目の抽出,学習計画の立案と実行に比較的低い傾向がみられた。全学年の総合評価において自己学習達成レベルはグループ学習達成レベル...

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Published in理学療法科学 Vol. 24; no. 1; pp. 59 - 64
Main Authors 鈴木, 学, 安村, 寿男, 二瓶, 隆一, 郭, 丹, 橋谷, 美智子, 福山, 勝彦, 木村, 哲彦, 丸山, 仁司, 細木, 一成
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 理学療法科学学会 2009
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ISSN1341-1667
2434-2807
DOI10.1589/rika.24.59

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Summary:〔目的〕本研究はPT学生にProblem-Based-Learning(PBL)テュートリアルを実施し,自己学習達成レベルとグループ学習達成レベルの比較検討をした。〔対象と方法〕2007年の1~3学年の学生120名に対してPBLテュートリアル施行直後,15項目からなるアンケート表にて自己学習達成レベルとグループ学習達成レベルについて調査した。〔結果〕全学年で自己学習達成レベルとグループ学習達成レベルに程度の差はあるが,同一項目が類似した結果となった。特に問題の発想と学習項目の抽出,学習計画の立案と実行に比較的低い傾向がみられた。全学年の総合評価において自己学習達成レベルはグループ学習達成レベルに比べて低い評価で,両者の間には有意差がみられた。〔結語〕PBLテュートリアルは臨床を想定した学習が可能であり,学生が効果的な臨床推論を獲得するにはグループ学習の必要性が再認識された。
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.24.59