吸収不良症候群,蛋白漏出性胃腸症を合併した関節リウマチの1例
49歳,女性.2003年関節リウマチと診断.2006年11月慢性下痢,浮腫,低アルブミン血症を認め,D-xylose試験低下,脂肪便,蛋白漏出シンチで空腸集積より吸収不良症候群,蛋白漏出性胃腸症と診断した.サラゾスルファピリジン,プレドニゾロンで治療開始し,エタネルセプトの追加にて症状改善した.本症例は,自己免疫的機序による吸収不良症候群,蛋白漏出性胃腸症がエタネルセプトで改善したと推察された....
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Published in | 日本内科学会雑誌 Vol. 98; no. 1; pp. 138 - 140 |
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Main Authors | , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本内科学会
2009
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0021-5384 1883-2083 |
DOI | 10.2169/naika.98.138 |
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Summary: | 49歳,女性.2003年関節リウマチと診断.2006年11月慢性下痢,浮腫,低アルブミン血症を認め,D-xylose試験低下,脂肪便,蛋白漏出シンチで空腸集積より吸収不良症候群,蛋白漏出性胃腸症と診断した.サラゾスルファピリジン,プレドニゾロンで治療開始し,エタネルセプトの追加にて症状改善した.本症例は,自己免疫的機序による吸収不良症候群,蛋白漏出性胃腸症がエタネルセプトで改善したと推察された. |
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ISSN: | 0021-5384 1883-2083 |
DOI: | 10.2169/naika.98.138 |