運動器リハビリテーションセラピスト資格取得の意義と活動による資格取 得者の認識

B病棟看護師は運動器リハビリテーションセラビストの賓格を取得し,入院患者のリハビリテーションを行ってきた. しかし, 7:1入院基本料の導入に伴い,専従でリハビリテーションに携わる時間が減少した.セラピストは,セラピストの資格と活動についてどのような認識を持っていたのか,活動範囲の変化はセラピストのリハビリテーション支援に対する役割意識やモチベーションに影響があったのか,セラビスト12名を対象に質問紙調査を行った.その結果,整形外科看護師として従事しながら自己啓発やキャリアアップのため資格を取得し,やりがいや達成感をもって実践していた.活動範囲の変化によってセラビストとして専従の活動ではなくな...

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Published in日本運動器看護学会誌 Vol. 7; pp. 41 - 43
Main Authors 齋藤, ひとみ, 三村, 大輔, 吉田, 美知子, 高橋, 理恵, 山越, 房枝, 湯沢, 祐子, 星川, 智也, 小嶋, 友香里
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本運動器看護学会 2012
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Summary:B病棟看護師は運動器リハビリテーションセラビストの賓格を取得し,入院患者のリハビリテーションを行ってきた. しかし, 7:1入院基本料の導入に伴い,専従でリハビリテーションに携わる時間が減少した.セラピストは,セラピストの資格と活動についてどのような認識を持っていたのか,活動範囲の変化はセラピストのリハビリテーション支援に対する役割意識やモチベーションに影響があったのか,セラビスト12名を対象に質問紙調査を行った.その結果,整形外科看護師として従事しながら自己啓発やキャリアアップのため資格を取得し,やりがいや達成感をもって実践していた.活動範囲の変化によってセラビストとして専従の活動ではなくなったため, リハビリテーションを行っても加算がなくモチベーションが低下したという結果であった.今後は資格を生かし, リハビリテーションの質を高める方策の検討が望まれる.
ISSN:2186-635X
2435-001X
DOI:10.34324/jsmn.7.0_41