全盲直腸癌患者における一時的なストーマ造設の管理・指導の経験

ストーマケアはストーマ周囲腹壁の状況や皮膚の状態を観察して、ストーマサイズに合った装具を選択し、日常生活において適切な自己管理ができるよう指導することを意味する。今回、全盲の直腸癌症例を術後管理するにあたり、視力障害があることで十分な観察ができず自立は困難と考えたが、一時的ストーマ造設術を施行した症例に対して、自立への看護計画を行った。①術前からのイメージトレーニング②装具の選択③ETナースと当科ナースの連携、このことによりセルフケアの確立につながり、在宅での管理が可能となった。入院中から退院後のフォロー体制を報告する。...

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Published in日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会誌 Vol. 24; no. 2; pp. 1 - 6
Main Authors 戸辺, 茂美, 太田, 博俊, 村山, 浩美, 清水, 千恵子, 小林, 和世, 平井, 菜穂子, 二宮, 康郎, 細野, 多真美
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会 2008
Subjects
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ISSN1882-0115
2434-3056
DOI10.32158/jsscr.24.2_1

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Summary:ストーマケアはストーマ周囲腹壁の状況や皮膚の状態を観察して、ストーマサイズに合った装具を選択し、日常生活において適切な自己管理ができるよう指導することを意味する。今回、全盲の直腸癌症例を術後管理するにあたり、視力障害があることで十分な観察ができず自立は困難と考えたが、一時的ストーマ造設術を施行した症例に対して、自立への看護計画を行った。①術前からのイメージトレーニング②装具の選択③ETナースと当科ナースの連携、このことによりセルフケアの確立につながり、在宅での管理が可能となった。入院中から退院後のフォロー体制を報告する。
ISSN:1882-0115
2434-3056
DOI:10.32158/jsscr.24.2_1