ミニチュア・ダックスフンドに発生した直腸炎症性ポリープの4例

血便・粘液便を主訴に来院したミニチュア・ダックスフンド4例に対し,内視鏡下生検材料による病理組織検査にて,直腸炎症性ポリープと診断した。4例中1例では,内科治療にて症状の改善がみられ,現在プレドニゾロン,シクロスポリンの投与を継続し,良好な経過を示している。4例中3例では,最初に内科療法を行ったが,十分な症状の改善がみられなかったため,直腸粘膜引き抜き術による外科治療を実施した。いずれも,術後症状の改善がみられ,現在まで再発を認めず維持している。...

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Published in動物臨床医学 Vol. 23; no. 1; pp. 25 - 29
Main Authors 藤野, 浩子, 田熊, 大祐, 戸野倉, 雅美, 馬場, 亮, 松木薗, 麻里子, 高橋, 香, 鴇田, 真弓, 笹原, 沙衣子, 市橋, 弘章, 伊藤, 寛恵, 佐藤, 雅美, 文原, 千尋, 押田, 智枝, 小暮, 啓介, 山地, 七菜子, 藤田, 桂一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 動物臨床医学会 2014
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Summary:血便・粘液便を主訴に来院したミニチュア・ダックスフンド4例に対し,内視鏡下生検材料による病理組織検査にて,直腸炎症性ポリープと診断した。4例中1例では,内科治療にて症状の改善がみられ,現在プレドニゾロン,シクロスポリンの投与を継続し,良好な経過を示している。4例中3例では,最初に内科療法を行ったが,十分な症状の改善がみられなかったため,直腸粘膜引き抜き術による外科治療を実施した。いずれも,術後症状の改善がみられ,現在まで再発を認めず維持している。
ISSN:1344-6991
1881-1574
DOI:10.11252/dobutsurinshoigaku.23.25