生活習慣病予防のためのこれからの食生活

「I. はじめに」本シンポジウムを企画するにあたり, 大淵学会長から示された趣旨は, 「食生活変化の現状を認識し, その現実が検診成績に与える影響を確認する. その上にたって農村型食品の優位性と問題点を論じ, さらに生活習慣病予防のためのこれからの食生活の形を追及する」である. 高齢社会を迎え変貌する生活習慣病と食生活の実態を把握し, 農村型食品との関連を含めその問題点を考察することを目的としている. 「健康日本21」に示されるごとく, 栄養食生活は多くの生活習慣病との関連が深く, 生活の質との関連が指摘されている. このことは長年にわたり日本農村医学会において取り上げられてきた課題であり,...

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Published in日本農村医学会雑誌 Vol. 53; no. 6; pp. 924 - 927
Main Author 日本農村医学会
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本農村医学会 2005
日本農村医学会
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Summary:「I. はじめに」本シンポジウムを企画するにあたり, 大淵学会長から示された趣旨は, 「食生活変化の現状を認識し, その現実が検診成績に与える影響を確認する. その上にたって農村型食品の優位性と問題点を論じ, さらに生活習慣病予防のためのこれからの食生活の形を追及する」である. 高齢社会を迎え変貌する生活習慣病と食生活の実態を把握し, 農村型食品との関連を含めその問題点を考察することを目的としている. 「健康日本21」に示されるごとく, 栄養食生活は多くの生活習慣病との関連が深く, 生活の質との関連が指摘されている. このことは長年にわたり日本農村医学会において取り上げられてきた課題であり, 加えて変貌する農村の実態はさらに多くの問題を提起してきた. その意味でも, まことに時宜を得た命題と言えるであろう. シンポジストは, 本学会に関与し, これらの課題に深く取り組んでこられた方々にお願いした.
ISSN:0468-2513
1349-7421
DOI:10.2185/jjrm.53.924