麻酔科看護師の役割と必要性─これからの看護師に求められるもの

近年,医療の質の高度化や複雑化に伴い医療スタッフの業務は増大し,かつ各職種に求められるスキルも高くなっている.安全かつ質の高い医療を提供するためには,多職種間で目的と情報を共有し,それぞれの役割を認識した上で,互いに連携し的確に対応できるチーム医療を実践することが重要である.日本では,麻酔管理における専門看護師の位置付けや教育システムなどは確立していないが,日本の医療システムに見合った麻酔科看護師の育成が必要だと考える.そこで,麻酔科に所属する看護師の役割や,現在の活動,教育方法について紹介するとともに,看護師に求められるスキルや技術について検討した....

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Bibliographic Details
Published in日本臨床麻酔学会誌 Vol. 36; no. 2; pp. 194 - 197
Main Authors 布川, 麻代, 野村, 実, 尾崎, 眞
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本臨床麻酔学会 2016
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ISSN0285-4945
1349-9149
DOI10.2199/jjsca.36.194

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Summary:近年,医療の質の高度化や複雑化に伴い医療スタッフの業務は増大し,かつ各職種に求められるスキルも高くなっている.安全かつ質の高い医療を提供するためには,多職種間で目的と情報を共有し,それぞれの役割を認識した上で,互いに連携し的確に対応できるチーム医療を実践することが重要である.日本では,麻酔管理における専門看護師の位置付けや教育システムなどは確立していないが,日本の医療システムに見合った麻酔科看護師の育成が必要だと考える.そこで,麻酔科に所属する看護師の役割や,現在の活動,教育方法について紹介するとともに,看護師に求められるスキルや技術について検討した.
ISSN:0285-4945
1349-9149
DOI:10.2199/jjsca.36.194