獨協医科大学病院におけるシミュレーション教育の現状と問題点

[要旨] 獨協医科大学病院でのシミュレーション教育の導入は比較的早く, 順調に普及してきている. しかしながら, 高機能シミュレータを含めた訓練機器や設置場所の運用に関しては効率よく活用されているとは言い難い. すべてを統括したシミュレーションセンターの設立が望まれるが, 解決しなければいけない問題点もある. シミュレーション教育の現状と理想的なシミュレーションセンターへの展望について紹介する. 「はじめに」全国的に数多くのシミュレーションセンターが設立され, 施設ごとにさまざまな特色を持って運用するようになってきた1)~3). 獨協医科大学病院では比較的早くから高機能シミュレータを導入し,...

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Published in日本臨床麻酔学会誌 Vol. 34; no. 2; pp. 243 - 246
Main Author 松島, 久雄
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本臨床麻酔学会 2014
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ISSN0285-4945
1349-9149
DOI10.2199/jjsca.34.243

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Summary:[要旨] 獨協医科大学病院でのシミュレーション教育の導入は比較的早く, 順調に普及してきている. しかしながら, 高機能シミュレータを含めた訓練機器や設置場所の運用に関しては効率よく活用されているとは言い難い. すべてを統括したシミュレーションセンターの設立が望まれるが, 解決しなければいけない問題点もある. シミュレーション教育の現状と理想的なシミュレーションセンターへの展望について紹介する. 「はじめに」全国的に数多くのシミュレーションセンターが設立され, 施設ごとにさまざまな特色を持って運用するようになってきた1)~3). 獨協医科大学病院では比較的早くから高機能シミュレータを導入し, シミュレーション教育を開始しているが, シミュレーションセンターとしての運用にはいまだ程遠いといった状況である. しかしながら, 2015年に完成予定の教育医療棟にシミュレーション教育が可能となるスペースが確保された.
ISSN:0285-4945
1349-9149
DOI:10.2199/jjsca.34.243