動き出した術後疼痛管理チーム
術後疼痛管理は痛みの苦しみを軽減することだけではなく,早期離床,入院期間の短縮,病院コストの削減,患者満足度を上げるとされてきた.APS(Acute Pain Service)チームの結成は,ケアの質を改善し,術後疼痛を有する患者の管理を容易にする術後疼痛管理を行う上で必要不可欠である.しかし,大きい規模の病院で実際に機能させるにはさまざまな障害がある.東京慈恵会医科大学附属病院でAPSチームが結成されて4年が経過し,現在では年間2,500以上のIVPCAとPCEAを行っている.当院APSチームにおけるこの4年間の経過(苦労)や今後の方向性について紹介する....
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Published in | 日本臨床麻酔学会誌 Vol. 35; no. 3; pp. 369 - 373 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本臨床麻酔学会
2015
|
Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0285-4945 1349-9149 |
DOI | 10.2199/jjsca.35.369 |
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Summary: | 術後疼痛管理は痛みの苦しみを軽減することだけではなく,早期離床,入院期間の短縮,病院コストの削減,患者満足度を上げるとされてきた.APS(Acute Pain Service)チームの結成は,ケアの質を改善し,術後疼痛を有する患者の管理を容易にする術後疼痛管理を行う上で必要不可欠である.しかし,大きい規模の病院で実際に機能させるにはさまざまな障害がある.東京慈恵会医科大学附属病院でAPSチームが結成されて4年が経過し,現在では年間2,500以上のIVPCAとPCEAを行っている.当院APSチームにおけるこの4年間の経過(苦労)や今後の方向性について紹介する. |
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ISSN: | 0285-4945 1349-9149 |
DOI: | 10.2199/jjsca.35.369 |