日本におけるNP教育開発のプロセスと現在

大分県立看護科学大学では、2008年4月に大学院修士課程においてNurse Practitioner(以下、NP)の教育を日本で初めて開始して8年目となる。本学のNP教育が1つの契機となり、2014年6月に保健師助産師看護師法が改正され「特定行為に係る看護師の研修制度」が制度化し、2015年10月1日から施行となった。この制度化を節目とし、第16回看護国際フォーラムでNPをテーマに話題提供する機会をいただいた。本報では、NP教育を開始した理由、NP教育を開始するまでに議論を積み重ねた「NPの活動と役割」「NPに必要な能力」「NPカリキュラムの開発」などの考え方や取り組みについて紹介する。また現...

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Published in看護科学研究 Vol. 14; no. 1; pp. 11 - 13
Main Author 藤内, 美保
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 大分県立看護科学大学看護研究交流センター 2016
Oita University of Nursing and Health Sciences The Center for Nursing Education, Research and Collaboration (CNERC)
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ISSN2424-0052
DOI10.20705/jjnhs.14.1_11

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Summary:大分県立看護科学大学では、2008年4月に大学院修士課程においてNurse Practitioner(以下、NP)の教育を日本で初めて開始して8年目となる。本学のNP教育が1つの契機となり、2014年6月に保健師助産師看護師法が改正され「特定行為に係る看護師の研修制度」が制度化し、2015年10月1日から施行となった。この制度化を節目とし、第16回看護国際フォーラムでNPをテーマに話題提供する機会をいただいた。本報では、NP教育を開始した理由、NP教育を開始するまでに議論を積み重ねた「NPの活動と役割」「NPに必要な能力」「NPカリキュラムの開発」などの考え方や取り組みについて紹介する。また現在までのカリキュラムの経緯や大学院教育として強化していること、「特定行為に係る看護師の研修制度」に至るまでに厚生労働省が実施した養成調査試行事業に参加した本学の取り組みについて報告する。
ISSN:2424-0052
DOI:10.20705/jjnhs.14.1_11