「麻酔記録装置の現状と近未来」によせて

近年のPC関連のハードウェアの進化は目を見張るものがある. ハードウェアが進化しても, ソフトウェアの進化はしばらく後に起きるのが常である. 医療系システムもご多分にもれず, 以前よりはこなれてきた感がある. 麻酔科医が使う自動麻酔記録装置も, 20年前の黎明期のものとは, 方向性が異なってきた. その発展の証拠となるのは, 自動麻酔記録装置という呼称でなく, 現在では, 麻酔管理に関連する情報を統合的に管理する麻酔情報管理システム(Anesthesia Information Management System:AIMS)という呼び方が一般的になったことである. 自動麻酔記録と呼ばれた時代に...

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Published in日本臨床麻酔学会誌 Vol. 31; no. 2; p. 209
Main Authors 讃岐, 美智義, 重見, 研司
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本臨床麻酔学会 2011
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Summary:近年のPC関連のハードウェアの進化は目を見張るものがある. ハードウェアが進化しても, ソフトウェアの進化はしばらく後に起きるのが常である. 医療系システムもご多分にもれず, 以前よりはこなれてきた感がある. 麻酔科医が使う自動麻酔記録装置も, 20年前の黎明期のものとは, 方向性が異なってきた. その発展の証拠となるのは, 自動麻酔記録装置という呼称でなく, 現在では, 麻酔管理に関連する情報を統合的に管理する麻酔情報管理システム(Anesthesia Information Management System:AIMS)という呼び方が一般的になったことである. 自動麻酔記録と呼ばれた時代には, まさに電子麻酔記録としての認識であった.
ISSN:0285-4945
1349-9149
DOI:10.2199/jjsca.31.209