血液粘弾性試験の使用指針を受けて─心臓血管麻酔の古くて新しい3つの課題
血液粘弾性試験は,心臓血管麻酔の血液凝固管理において劇的な進歩をもたらしたと同時に,古くから未解決の難題である1)ヘパリン抵抗性の原因と治療,2)プロタミンの適量決定,3)患者血液管理におけるポイントオブケアのメリット,について新たな答えを提示している.本稿では,これらの心臓血管麻酔における古くて新しい3つの課題について,診療現場での臨床データの分析に基づいて考察しながら,臨床医にとって今日からすぐに役立つ最新の情報を提供する....
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Published in | 日本臨床麻酔学会誌 Vol. 42; no. 4; pp. 367 - 376 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本臨床麻酔学会
15.07.2022
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0285-4945 1349-9149 |
DOI | 10.2199/jjsca.42.367 |
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Summary: | 血液粘弾性試験は,心臓血管麻酔の血液凝固管理において劇的な進歩をもたらしたと同時に,古くから未解決の難題である1)ヘパリン抵抗性の原因と治療,2)プロタミンの適量決定,3)患者血液管理におけるポイントオブケアのメリット,について新たな答えを提示している.本稿では,これらの心臓血管麻酔における古くて新しい3つの課題について,診療現場での臨床データの分析に基づいて考察しながら,臨床医にとって今日からすぐに役立つ最新の情報を提供する. |
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ISSN: | 0285-4945 1349-9149 |
DOI: | 10.2199/jjsca.42.367 |