駆け出し時代の思い出の本

「I. はじめに」 心臓電気生理学を専門に選んでから, 研究生活の節目に出会った本を3冊, 時代順に紹介する. 現在は入手困難なものばかりで, 若い会員の参考にならないだろうが, 研究人生の方向を決定するような本との出会いを大切にしていただきたいと思い, 取り上げる次第である. 「II. 第1の出会い:『不整脈:その電気生理と臨床』」 まず, 臨床不整脈の勉強を始めたころに出会ったのが, 渡部良夫先生(藤田保健衛生大学名誉教授, 故人)の『不整脈:その電気生理と臨床』(文光堂, 昭和48年10月初版, 手元にあるのは同年11月の第2刷)である. 渡部先生が12年に及ぶ米国滞在から帰国されたのが...

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Bibliographic Details
Published in心電図 Vol. 37; no. 2; pp. 94 - 96
Main Author 井上, 博
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本不整脈心電学会 2017
日本不整脈心電学会
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ISSN0285-1660
1884-2437
DOI10.5105/jse.37.94

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Summary:「I. はじめに」 心臓電気生理学を専門に選んでから, 研究生活の節目に出会った本を3冊, 時代順に紹介する. 現在は入手困難なものばかりで, 若い会員の参考にならないだろうが, 研究人生の方向を決定するような本との出会いを大切にしていただきたいと思い, 取り上げる次第である. 「II. 第1の出会い:『不整脈:その電気生理と臨床』」 まず, 臨床不整脈の勉強を始めたころに出会ったのが, 渡部良夫先生(藤田保健衛生大学名誉教授, 故人)の『不整脈:その電気生理と臨床』(文光堂, 昭和48年10月初版, 手元にあるのは同年11月の第2刷)である. 渡部先生が12年に及ぶ米国滞在から帰国されたのが昭和47年10月で, その1年後に上梓されたが, 序文によると米国滞在中から本書の執筆は進行していたようである.
ISSN:0285-1660
1884-2437
DOI:10.5105/jse.37.94